渓谷を”歩き” “泳ぎ” “スライディング” “ジャンプ” ロープを使った”ラペリング”などを駆使して下っていく、ヨーロッパが発祥のアウトドアスポーツです。
ヨーロッパ各国やアメリカなどでは、アマチュアのキャニオニング愛好家も一般的ですが、日本でキャニオニングをする方のほとんどはアウトドアツアー会社主催のキャニオニングツアー参加者です。
日本を含めた世界中にキャニオニングツアーを開催する会社があります。
その名のとおり滝を天然のウォータースライダーにして滑って下ります。スライダーは滝の傾斜や長さによってスリル(難易度)のばらつきが大きいです。
大抵はガイドがお客さんをいい位置から押し出してくれるので怖がりの方でもなんとかなります。
スライディングにはキャニオニング用のウエットスーツとお尻パットつきのハーネスが欠かせません。ウエットスーツはぶつかった時の体のダメージ軽減、お尻パットは一番擦れるお尻部分のウエットスーツを磨耗から守る働きがあります。
水深のある滝壺などに飛び込みます。スライディングと違って自分で一歩を踏み出して飛ばなくてはいけないので、怖がりの方には難易度が高いですがその分飛んだ後の充実感も高いです。
3m~5m程度の高さのジャンプをさせてくれるツアーが多いですが中にはもっと高い場所からのジャンプをさせてくれるツアーもあります。
安全なジャンプポイントであればバックフリップなどのワザをきめることもできます。
日本語では懸垂下降といいます。レスキュー隊や自衛隊の方がしているのをイメージする方が多いと思いますが、ロープを使って滝や崖(レスキュー隊はヘリコプターからも)など高さのある場所を降りていく事です。
ラペリングにはハーネス・エイト環(エイトカン)・カラビナ・ロープを使用し、基本的に自分でロープを操作して降りるスピードをコントロールしながら下っていきます。